AGA治療
・AGA(男性型脱毛症:Androgenetic alopeciaの略):
AGAは、成人男性の薄毛の主な原因と考えられています。一般的には薄毛は徐々に進行し、前頭部の生え際から頭頂部に続き、側頭部や後頭部を残してほとんどが抜けてしまいます。AGAの原因として、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響が知られています。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素によって変換されることで産生される物質となります。当院では、5α還元酵素の働きを抑えて、DHTの量を減らす「デュタステリド」という薬剤で治療を行います。
デュタステリドは、その薬理作用として、前立腺がんのスクリーニングなどで測定されるPSA(血清前立腺特異抗原)の値を低下させることがあります。そのため、前立腺がんのスクリーニングが正しく行われず、診断の遅れや治療機会を失うリスクがあります。当院では泌尿器科専門医が、初診時に問診、血液検査などでがんのチェックを行ってからの処方となりますので、安心してAGA治療を開始することができます。
すでに内服している患者様でも、前立腺がんの不安がある方は、お気軽にご相談ください。