男性更年期障害(LOH症候群)
◆ 男性にも“更年期”があるの?
更年期と聞くと女性のイメージが強いかもしれませんが、男性にも更年期障害があります。
これは加齢に伴い、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下することで、心や体にさまざまな症状が現れる状態を指し、「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」とも呼ばれます。
◆ よくある症状
男性更年期障害の症状は多岐にわたり、以下のようなものがあります。
身体的な症状
疲れやすい、体力が落ちた
肩こり、腰痛、筋力低下
頻尿、性機能の低下(早朝勃起の減少・性欲減退)
精神的な症状
やる気が出ない、集中力の低下
イライラ、不安感、気分の落ち込み
睡眠障害(寝つきが悪い・途中で目が覚める)
◆ 原因と検査
主な原因は、加齢による男性ホルモンの低下です。
特に、40代後半〜60代の男性に多く見られます。
診断には、問診に加え、血液検査でのテストステロン値(総テストステロン値あるいは遊離テストステロン値)の測定を行います。
必要に応じて、他の疾患との鑑別も行います。
◆ 治療について
男性更年期障害は、治療が可能です。
主な治療法は次の通りです。
生活習慣の見直し(栄養・運動・睡眠)
漢方薬
八味地黄丸、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、補中益気湯、柴胡加竜骨牡蛎湯など
テストステロン補充療法
テストステロンエナンント酸エステル(筋肉注射)
男性ホルモンクリーム剤(塗り薬)
ほか
※適応には検査が必要です。副作用についても医師が慎重に判断します。
◆ お悩みの方へ
「年のせいかもしれない」と我慢せず、お気軽にご相談ください。
検査と適切な治療により、症状の改善や生活の質の向上が期待できます。
